不動産にまつわる専門用語集です。


不動産住宅用語集

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【 け 】
蹴上げ(けあげ)
階段の一段の高さのこと。建築基準法で蹴上げは23cm以下と決められている。足が乗る平らな部分を「踏み面」、階段の垂直になった部分を「蹴込み」という。
珪藻土
プランクトンの死骸が蓄積した泥土でできた塗り壁材。多孔質のため、断熱・調湿性に優れているうえ、ホルムアルデヒドなどの化学物質を吸収するなど、室内の空気を浄化する性質を持つ。しっくいのような風合いも人気。
競売(けいばい)
売主が多数の人に買い受けの申し出をさせ、最高価格で申し立てた人と売買をすること。不動産の競売の場合は、ローンが返せなくなった人の持っている不動産を地方裁判所がローンを貸している会社(債権者)等にかわって売却し、その代金をローン返済に充てる制度を指す。
契約
複数の対立当事者(売買契約でいえば「買いたい人」と「売りたい人」)の意思表示によって成立する法律行為のこと。不動産に関する主な契約には「売買契約」、「建築工事請負契約」、「賃貸借契約」、「金銭消費貸借契約」などがある。
軽量床衝撃音
床や壁を媒体にして伝わってくる固体音のうち、スプーンなど軽い物を落としたり、ハイヒールで歩いた時にコツコツという音などを「軽量床衝撃音」という。
ケーブルテレビ
有線テレビのことで、CATVとも表す。共同の親アンテナで電波を受け、これを同軸ケーブルで加入者に分配するシステム。従来はテレビの難視聴解消のために使用されたが、最近は多チャンネル放送に加え、同ケーブルにインターネットを接続して活用されている。
蹴込み(けこみ)
階段の垂直になった面のこと。
げたばきマンション
1階部分に店舗などが入っているマンションのこと。
欠陥住宅
設計や施工段階のミス、手抜き工事等で、あるべき住宅機能がなくなったり、そのために危険が生じている住宅のこと。具体的には、雨漏り、壁等の亀裂、建物や床の傾斜、振動などが挙げられる。
結露(けつろ)
空気中に含まれている水分が、建物の内部や壁面、窓ガラスなど冷たい物に触れて水滴となって付くこと。住宅内では冬期に、暖房器具によって水蒸気が出るため、北側の部屋や外壁に面した押入れの中に結露が起きやすい。結露は住宅を傷める原因ともなるので、室内の換気をよくして高湿度になるのを避けたり、断熱性能の高い壁材や複層ガラスを使うとよい。
玄関収納
玄関に取り付けられた収納スペースで、靴や傘などを収納する。最近のマンションでは大型の玄関収納が増え、足元を照らすライトや全身を写す鏡が付いていることもある。
検査済証
完了検査の後、敷地・構造・建築設備に関する法令の建築物が適合している場合に建築主事等が交付する証明書のこと。
現状有姿(げんじょうゆうし)
現在の状況のままという意味で、土地建物を売買する時の契約書に「現状有姿」とあれば、契約時の状況のまま引き渡すことを指す。
建築条件付き土地
売買契約の際に「契約後一定期間内に住宅の建築の請負契約を締結すること」を条件として、土地の売買契約を結ぶことで、建築請負契約が成立しないと売買契約は白紙に戻り、それまでに支払った代金は返却される。この建築請負契約での請負人(建築業者)は、あらかじめ指定される場合とそうでない場合がある。施工会社が指定される場合でも、用意されたプランなどを参考に、間取り等を自由に決められる。
建築面積
建築物の建っている面積のことで、1階の床面積にほぼ等しい。建築面積は、建築物の外壁またはこれに代わる柱の中心線で囲まれた部分の水平投影面積とされている。
建ぺい率
敷地面積に対する建築面積(通常は1階の床面積)の割合。防火や避難路、通風、採光などを確保するため、建築基準法によって建ぺい率の制度が定められている。都市計画区域内では、用途地域の種別に応じて、建ぺい率の限度が決められている。
権利金
借地権や借家権の設定・移転の対価として支払われる金銭で、返還しないもののこと。