不動産にまつわる専門用語集です。


不動産住宅用語集

HOME住宅用語集 > す
【 す 】
スウェーデン式サウンディング
スウェーデン国有鉄道が、不良路盤の実態を調べるために採用した地盤調査の方法。戸建住宅向けの地盤調査の主流となっている。
スキップフロア
1.住戸内に、中2階のような半階分ずらした居室を設けること。上下の段差が各居室の独立性を持たせる。「ステップフロア」ともいう。
2.マンションなどで、エレベーターの停止階を1~2階おきにする建築方式のこと。エレベーターが停止しない階の住戸は、階段を上り下りして住戸に向かう。この場合、共用廊下を作らなくてよいため、住戸の面積を広げることができ、両面バルコニーも可能となる。採光・通風に優れ、独立性が高まりプライバシー確保に有効。
数寄屋造り(すきやづくり)
安土桃山時代から江戸時代にかけて完成した建築様式の一つ。書院造りに、茶の湯のための茶席、水屋などが備わっている。
スケルトン・インフィル(S・I)
スケルトンとは建物を支える構造躯体のこと、インフィルとは住宅の間取りや内装のこと。スケルトン方式とは、スケルトンを分譲し、購入者が自由に間取りや内装を決められる方式のこと。最近では耐久性の高いスケルトンと、住まい手のライフスタイルの変化に応じて用意にリニューアルできるインフィルを明確に分け、時代の変化に対応できる社会的に長持ちできるスケルトン・インフィル型の分譲マンションが見かけられるようになった。
筋交い(筋違い・すじかい)
自身や大風など横からの力に対して建物の耐力を高めるために、柱と柱の間に斜めに渡す補強材のこと。
スタッコ仕上げ
建物の外壁などの表面にモルタルや合成樹脂を吹き付けて仕上げること。特殊なこてで塗り付けたり、吹き付けた後、表面が軟らかいうちにローラーで押さえたりして、表面を凹凸のある状態にすることが多い。
ステップダウンフロア
フロアの一部を下げて空間を演出する方式。例えば、ダイニングとリビングの境に段差をつけて、どちらかを低くすることで間仕切りの効果を出す。
スパン
柱と柱の間の長さのこと。スパンが広く、開口部が大きいほど、採光と通風はよい。
スプリンクラー
火災が発生すると、自動的に散水して消化する設備。一定以上の大きさのビルやマンションなどには消防法で設置が義務づけられている。
住まいひろがり特別融資
公庫融資制度の一つ。「本人居住型」と「親族居住型」がある。
1.住まいひろがり特別融資(本人居住型)
生活の本拠としている住宅のほかに、週末住居用の郊外型住宅や通勤用の職住近接住宅などのセカンドハウスを新築・購入する際に利用できる。
2.住まいひろがり特別融資(親族居住型)
親が住むための住宅を、子どもが新築・購入・リフォームする場合(親入居型)と、子どもが住むための住宅を、親が新築・購入・リフォームする場合(子入居型)に利用できる。基本的に公庫融資は、本人の居住が借り入れの条件になっているが、「住まいひろがり特別融資(親族居住型)」だけは、親のために子が、子のために親が借り入れられる融資である。債券加算、はじめてマイホーム加算等は利用できない。
スラブ
床版のこと。一般的には、鉄筋コンクリート造の建築物の構造床を指し、梁や小梁と一体化して作られている。一般的にスラブの厚さは20cmで、厚いほど遮音性が高い。ただし、躯体の構造によって遮音性は異なる。
スロープ
人や自転車、バイクなどが通りやすいように作られた傾斜した通路のこと。車イスを利用している人や足腰の弱っている高齢者が歩きやすいように、公共の建物や住宅のエントランス付近の階段の横にスロープを併設することが多い。
スロップシンク
キッチンやユーティリティ、バルコニーに設置する底の深い流しのこと。泥のついた野菜を洗ったり、スニーカーやぞうきんなどを洗ったり、掃除で使った汚水を流したり、植木への水やりに便利。